先週から4日間の”ORION"の上架整備が終了、幸い今日は天候が良かったので
沖まで出て試運転をしました。 修理やエンジン他の整備も済み、船底がきれいに
なった後の航海は快適です。
出入港する船の邪魔にならないよう、そこらを走りまわっていました。
写真は入港してきたバラ積み貨物船です。大型船の場合、港を出港した後は
長い時では1ヶ月以上もエンジンは途中Stopすることなく「前進」方向にまわり
続けますので、ドックの時に限らず、入港前には徐々にスピードを下げていって
一旦停止、そして「後進」(アスターンといいます)側にエンジンがかかるかテスト
します。時には、エンジンの起動を制御する空気の中に混じった水分(ドレン)の
影響でエンジンが後進、又は前進にかからないといった事態があるからです。
大型船の場合、出入港時はタグボートがエスコートしてくれますが、岸壁近くで
エンジンが止まらない、後進にできないと、大変です。
これは大型船に限らず、プレジャーボートにも言える事ですが ・・・。
日頃の簡単なチェックが、普段との違い、つまり、「何か違う、おかしい」という
状態を感じてトラブルを未然に防ぐ大切な手段です。