韓国での数々の美味しい料理の余韻がまだ口の中に残っている帰国2日後、
今度はフランス行きの飛行機の中・・・・・。
12時間半のフライト後、ロワシー(パリ シャルルドゴール空港の愛称)から
タクシーで指定されたホテルへ・・・・・。 天候は毎度のことながら、どんよりと灰色の空。
車は無情にもパリ市内とは逆の方向へ・・・・。 エッフェル塔なんて見えません。
車窓から見えるのは広がる畑ばかり・・・・。 30分ほど高速道路をぶっ飛ばした後に着いた、とある田舎の森の中のホテル。 子供の頃テレビで見た、 「妖怪人間XX」 という漫画で旅人が道に迷って入り込んで
しまうような森とでもいいましょうか、周囲には何もありません。 パリ市内で集合させてくれれば何かにつけ便利なのに、よく毎回、こういう感じのところを
探してきてくれるもんです ёёё。
チェックインの際、フロントの女性が、「あなたの部屋は "159号"、4th Floor です」 と力説します。 何で "1の桁 " の部屋が 4階 なんだろう ?? と思いながら1台しかないエレベーターへ・・・。
” 3(階) ” と表示が点灯してフロントのある階に止まっているエレベーターに乗って私の階の ” 4(階) ” の
ボタンをプッシュ !
ところが、普段のように ”グ~ン” と上がる重力感を想像していた私の身体にいきなり ”シュ~ン” という
感覚と同時にエレベーターは下降していきます。 「えっ ?? 誰かに先に下から Call されたの??」 と思いましたが 「チン!」と音が鳴って扉が
開いたまま誰も乗ってきません。
気味が悪いのでもう一度 ” 4(階) ” のボタンをプッシュするも、閉まりかけた扉がまた開くだけ・・・。 「ここはどこ ??」 と廊下を見ると、私の部屋番号 "159号" への案内 ⇒ が ・・・。
世界各地で奇妙な所に泊まった経験は色々ありますが ( 旧ホームページでご紹介した窓を開けたら
コンクリートで塞がれていたとか・・・ )、今回のこの 「おとぎ話」 にでてくるような迷宮・謎の洋館風の
ホテルにはて少々てこずります。 理由は、159号室の私の部屋は何故か「4 階」、 フロントのある「3 階」へ行くには呼んだエレベーターの
「 ↑ 上がる」 のボタンを押さねばなりません。 エレベーターに乗ると " 変な気分 " になるので、乗るのはやめて現在は階段を使っています。
又、外観からはどこから見ても4~5階建ての建物ですが、先日エレベーターが " 8 階 " に停止中の
表示を発見! 試しに8階?へ行って見ましたが、扉の外の暗い廊下に客室の表示はありましたが、不審者に思われても
いけませんので、戻りました。 というより、そんな意味不明の暗い地下室??のようなフロアーにはいたくありません。
下の写真の建物です。 8階 ???
こういう、一般社会とは違った環境に長く浸って絵画なんて書いたら、ルーブルに展示されている
巨匠たちのような、すごい抽象的な作品ができるかもしれません・・・・。
日本の事務所の人たちに状況をメールで説明したら、「4 階から3 階へ "上がる" とか、何を変なこと
言ってるんですか ??」 と言われてしまいました。