今年もアジア地域を担当するTokyo-MOUとヨーロッパを担当する
Paris-MOU が 9月30日~11月30日までの3ヶ月間、PSC の
集中取り締まりを行います。
今年のテーマは MARPOL Annex VI – 大気汚染防止関連です。
船やエンジンの大きさ、出力によって違いはありますが、総トン数
400トン以上の船のエンジンの規格性能、使用する燃料に含まれる
硫黄分、規制された海域での低硫黄分燃料の使用、エンジンから
排出される窒素酸化物、エアコンや冷凍機に使われる冷媒、
それらに関連した証明書や手引書が備わっているかチェックされます。
現在作られているプレジャーボートのディーゼルエンジンも
出力が130 kW 以上のものはエンジン毎に規格に適合している
という証明書が必要です。
先月からの異常な暑さや豪雨等の異常気象も地球温暖化に関係、
それらを食い止めるためにこのMARPOL Annex VI – 大気汚染
防止関連の規則があります。
また、既にヨーロッパでは始まっていますがCO2の排出についても
新たな規則ができました。
子供のころによく書いた船の絵は煙突から煙がモクモクと出てました。