昨日、ベタ凪の播磨灘をクルージングしていると、沖に一隻の大型船が・・・
近づいてみると船尾にはギリシャ国旗。ギリシャ船です。
で、船尾の船名をみるとこれがギリシャ文字! 読めません!
アルファ、ブラボー、チャーリーと、Spelling out しようにも、最初の文字から
発音不能です。
今の時代なので、AIS装置や IMO No. から船名はわかりますが、昔なら双眼鏡で
船尾を見てVHF で呼びかけるにも苦労したと思います。
ギリシャ船は船尾の船名表示をギリシャ文字で表示していますが、船籍港は何となく
「ピレウス」と想像できますが、船名が長い!
船首へまわってみると、英語の船名が表示。 WORLD SEAFARER MD と。
船尾のギリシャ文字からは想像不可能でした。
でもスマホで写真を撮って翻訳機能を押すと、表示された文字が
「世界船員EM ピレウス」。
なかなかたいした機能です。 ただ、見た目はたしかに EM の文字がみえますが、
正しい船名は MD です。
IMO No. で検索すると、WORLD SEAFARER MD と出てきます。
EM NTI = MD ??? 何か関係式があるんでしょうね・・・・。
ちなみにIMO No.、内航船でも持っているんですよ。
内航船の場合、表示義務はありませんが。
Official No. (船舶番号)とは別の、船名や船籍が変わっても、その船の
生涯不変の国際的な識別番号で、船体部は「見えやすい場所」、機関室は
「容易に近づける場所」に表示が必要で、文字の大きさ(高さ)も、それぞれ
200 mm, 100 mm 以上と決められています。
又、外航客船の場合は空から視認できる場所(最上部の居住区の屋根等)にも
表示が必要です。
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