今年も9月1日から11月30日まで、題記のキャンペーンがはじまります。
今年のテーマは海事労働条約 (MLC) 関係、船員さんの賃金や労働契約です。
又、このCICとは別に、ヨーロッパではFIC (Focused Inspection Campaign)
なるものも始まり、防火扉などについてギロギロとチェック、オーストラリアでは
ビルジセパレータを念入りにチェックとか、ま、普段からちゃんとしている船では
いつPSCがやってきても慌てる必要はないんですが・・・。
MLC関連では、居住区の状態も関係してきます。
仕事柄、色々な船に訪船しますが、昔の人の例えではありませんが、トイレを見ると
大体その船の乗組員さんというか、全体の程度がわかります。(あくまで私の持論ですが)。
トイレを借りて手を洗おうとすると、水道の蛇口には汚いホースが固定され、ホースが
下にダラ~ンと垂れ下がっている・・・つまり毎日の掃除もサーッと水を撒くだけ、
又は水洗が流れにくいのでホースで流す・・といった具合ですね。
ヨーロッパ船ではその様なことはほとんど見かけませんが、日本も含め、
アジア系の船ではよく嫌~な感じを受ける場合があります。
ヨーロッパのPSCはトイレの流れが悪ければ、MLC関連の不具合として、
レポートに書きます。
やはり、船長、機関長、上級士官の考え方なんでしょうかね ???
(写真はイメージというか、実例です・・・)
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